原典: Agents you can coach: how Asana builds human-agent teams with Claude

一行要約

Asana はエージェントを役割・範囲の決まった権限・共有の memory を持つチームメイトとして、人と同じ作業の場に置く。エージェントの実効の権限は起動した人の権限に縛られ、誰でもフィードバックはできるが、恒久の memory に書けるのは管理者と編集者だけ、エージェントの作業は誰からも見える。

要点

構造を先に、エージェントは後に

人がばらばらの情報(アイデア、Slack の会話、会議の録画、レポート)を Claude と話して整理し、行動できる項目をプロジェクトとタスクに落としてから、エージェントがそれに働く。エージェントのために新しい context の構造は作らず、人と同じ Work Graph の中で、決まった役割で、タスクを割り当てられ、活動フィードに現れる。

役割と権限

  • 作る前に役割を決める —— 新人の最初の四半期のように、目的・指示・受け持つ仕事を書く(コンテンツの書き手、分析、プロジェクト管理、受付など)
  • アクセスの範囲を決める —— 読めるプロジェクトと文書、使えるアプリ、取れる行動
  • 実効の権限は、起動した人の権限で上限が決まる —— 公開の内容には広く届かせつつ、私的な場で学んだ情報が誰かに漏れる危険を小さくする
  • 使う人と管理する人を分けて名指しする —— 多くの人が使えても、何に触れどう振る舞うかを統べるのは少数の名指しされた人

使うことと鍛えることを分ける

While anyone can give an agent feedback on a task, only admins and editors can commit feedback to permanent memory, as well as undo, or delete from that memory. For everyone else, the feedback they provide applies only to the current task.

誰でもタスクについてエージェントにフィードバックできるが、それを恒久の memory に書き込めるのは管理者と編集者だけで、取り消しや削除もそうである。それ以外の人のフィードバックは、そのタスクにだけ効く。

その標準(ブランドの声、計画の慣行)を持つチームが、そのエージェントを持つ。「チームの全員が skill や memory のような概念を理解する必要はない。1〜2人が専門家になって正しく設定すれば、残りの全員が同じ恩恵を受ける」。

作業を見えるところに

タスクがエージェントに割り当てられると、誰がやっているかと、何をしたか(調査の計画と手順)が見え、そのタスクに触れられる人は誰でも読み、コメントし、望む結果へ舵を切れる。

そのまま使える具体例

エージェントを置く前の点検(原典の「How to put this into practice」から):

  • 役割を先に書いたか(目的・指示・受け持つ仕事)
  • 読める範囲・使えるアプリ・取れる行動を絞ったか
  • 使う人と管理する人を別に名指ししたか
  • 誰が鍛え、誰が使うかを決めたか(標準を持つチームが編集者になる)
  • 残す価値のある判断を覚えさせ、正しくなくなったものを消しているか

原典で言及されている関連文書

(原典は他の sources へのリンクを本文に持たない)